ミャンマー〈第1日〉
【羽田→北京→ヤンゴン】
元旦の静謐のなか、家を出る。出発時は1人。
東南アジアはあちこち訪ねたがミャンマーは初めてだ。バガンを観たいと思った。
羽田なり。
飛行機はやはり晴れがましい。
北京経由のチャイナエア。年明けの運賃はさほど高くなかった。
富士山が見えた!
こちらは北アルプスか。
ヤンゴンには深夜到着。タクシーで市内のホテルへ。
*以下は北京に向かう機内で書いた日記。
空港はどこか晴れがましく、また、国際便に乗るとどこか内省的になる。
中国国際航空(エアチャイナ)。中国の言葉や人がユニバーサルになるのを感じる。
羽田は江戸のPRを強く押し出していた。過去にすがるしかないのかニッポン?
キンドルに『サピエンス全史』『私という演算』などを買って入れてきた。
北京空港では飛行機からいったん外に出てバスでターミナルまで。これは予想外で、防寒着が手元にないので寒かった。
それにしても北京空港は広い。そして中国はもはや辺境でも田舎でもないと感じさせる。中国世界が一つのユニバーサルになってきたのだと、いやでも思わされた。
しかしながら、入国ではなく乗り換えの客にまで、パスポートと荷物チェックのあまりの厳重さ。そして相変わらずの係員たちの横柄さ。「ああ中国だな」。この感想はやっぱり変わらない。なんかこう全体に扱いが乱暴にして雑なのだ。いやな気分。機内のサービスはナイスだった(乗務員は毅然としていたが) それから、どの部署も女性が強そうで偉そう(日本社会が女性が弱く偉くなさすぎるのだろう)
それにしても、夜のフライトで時差もあり、ヤンゴンまでは遠かった。くたびれた。
機内で、日本に語学留学(1年)を終えて帰国するところという若いカップルと同席になり、いろいろ興味深い話を聞けた。
北京到着、北京出発、そしてヤンゴン到着、すべて遅れた。
ヤンゴンの空港はこじんまりとしていた。慌てず、騒がず、のんびりムード。なんというか、人々みな態度がやわらかい。中国とのコントラストがくっきり。難しげな到着シートを書かされたが、入国はじつにスムーズ。ストレスの感じない国だというのが、第一印象。
ただ両替の銀行が閉まっていて、しかたなくVISAのATMを使った。
タクシーでは10ドルと言われたが、5000チャット札を出したところ、8000チャットに下げてくれた。ロンジーにTシャツのドライバー。「ハロー、ジャパン?」とこちらに声をかけてくれた。「車はジャパンか?」と聞いたら「そうだ」と答えた。たしかにTOYOTA車だった。
夜中の12時過ぎ。空港からの道路は暗い。何もなく寝静まった感じ。ダウンタウンはまた違うのだろうか。
ホテル到着は0時を回ったと思うが、スタッフがにこやかに迎えてくれた。部屋は広い。以外にも1階で眺望がなかったは残念。一方、朝食はフリーで食べられるそうで、これは予期せずラッキーだった。
荷をほどき風呂につかり音楽をかけネットをつないだ(難なくつながった)。エアコンを切っても大丈夫なくらい過ごしやすい。すぐに眠ったと思う。
【Take it easy.】