【三亜湾→海口→三亜湾】
三亜の鉄道駅へ。きょうは新しい高速列車に乗ってみる。省都 海口まで往復する計画だ。
入り口で荷物チェックあり。構内は空港なみにピカピカ。
一等室乗客専用の待合スペースがあった。
金持ちロシア人とおぼしき客が多い(iPadをよく手にしている)
ホームへ。
真新しい車両。
上海郊外で事故を起こした新幹線と同種のものだと思う。2010年から海南島にも導入されたらしい。
一等車はいわばグリーン車。左右2列づつ。家族連れが目立つ。
携帯電話のベルと会話が始終けたたましかった。子供たちのゲームとおしゃべりも同様。このカルチャーギャップというか音環境ギャップは私には埋めがたかった。
一等車にはコンパートメントもある。
(ちなみに2等車は、3列+2列の自由席だが、それでも十分快適だろう)
1時間半。あっという間に、海口東駅に到着。
こちらもピカピカ、というか周辺施設はまだ建設中だった。
宋、明、清の時代の文人や政治家にちなんだ建物が集まっている。
◎
◎
小雨なので傘を買って歩いた。
海口市博物館が併設されていた。
入ってみると、何やらシビアな展示が…
朝日グラフ、改造といった日本の雑誌が占領の様子を誇らしげに報じている。写真は雄弁だ。
アジアを旅行すると、日本の軍隊が実にまああちこちまで来ていた事実を知らされる。毎度 唖然とするが、こんな今も存在すらあまり知られていない海南島くんだりまでと、驚きを新たにした。
再びバスで移動。
古い町並みの残る一角があった。
「老街」と呼ばれている。およそ100年前、華僑たちが西洋風の建物を築いたのだという。
◎
かなり朽ち果てているが、住宅や商店として現在も使われている。◎
コンクリートでリニューアルもどんどん進む。
中国共産党万歳。
シンガポールやマレーシアで見た中華街のイメージか。
◎
ピザハットがあったので入る。
鉄板に乗って出てきた。48元だったか。まずくない。コーヒー(15元)とともに。
きれいで明るくくつろげる店内。店員もテキパキ。
ここでデジカメの電池が切れる。
同じ高速列車で三亜に戻る。
宿に帰ってきた。
気落ちしてすすったカップ麺。
なぜ気落ちしたかというと―― 海口の繁華街で、中国でしか売られていないというポッキーのコーヒー牛乳味などをたくさん買い求めたのだが、なんと帰りの列車の網棚にまとめて置き忘れてしまい、三亜駅で降りてから駅員にかけあったものの、探す意志がほとんどゼロと思われ、1時間近くねばったけれど、諦めざるを得なかった。
【多少銭?】