迷 宮 旅 行 記

長距離のバス待つ君の人生はさておき旅はまだ先がある

海南島〈第8日〉

【五指山→三亜湾】


海外での迎春。しかも海南島五指山市などという、いったいどこですかというほど遠く、かつ、おそらく二度とは訪れることのない場所で。


さてまた同じレストランで朝食をとり、荷造りして出発。良い部屋だったのでなごり惜しい。

このホテルはネットを通じ日本で予約したが、1日以降は宿泊できない表示になっていたので、なぜかと思っており、フロントで聞いてみると、1日〜6日は休業するみたいだった。でもそれにしては1日午前の時点でちゃんと仕事はしているわけで、謎だ。会話が怪しいのでなんともわからない。


バスターミナルへ。

13時10分発の三亜行き。

切符を30日に早々と買っていたので座席は1番と2番。本数は多く空いている。


15時には三亜に帰ってきた。天気が良く海が輝いている。

新年の繁華街。


バスターミナルの並びにあったレストランで昼食。(外観写真は同じチェーンの別の店)。


多数の料理が皿に乗って並んでおり、好きなものをお盆に乗せ、支払う仕組み。
野菜、豆腐を中心に4品。ご飯は2元で食べ放題。

2人で51元。

1元は13〜15元なので600円〜700円というところ。こうした店は気楽でまあ安く食べられる。


さて今日からは三亜湾というエリアに滞在する。

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大東海と亜龍湾はすでに見てきたので、残りの1つだ。荷物を抱えていたため予約したホテルまでタクシーで向かおうと思ったが、混雑がひどくいっこうに拾えない。発展の著しい海南島ゆえに慢性的にタクシー不足なのだろうか。

仕方なく路線バスにする。ホテルの住所を参照に8番だと見当をつけ乗り込む。これまた度を越して混み合っていた。

バスはしばらくして海岸通り(三亜湾路)に出た。整備されたまっすぐの道路。左手に海岸(三亜湾)がどこまでも続いていく。右手にはホテルが建ち並び商店も多く活気にあふれている。


われわれが宿泊するホテル(ロンハイ・リゾート・アパートメント)は、その賑わいがいったん途切れ、何もないところをかなり走ったところにあった。

そこは、まだ新しい10棟もの高層マンションがそびえる巨大な一区画だった。ゆったりした敷地内にはプールやテニスコートもある。住民は高齢者が多いようだ。中国本土の裕福な人が退職後などに買って住んでいるのか。それとも休暇用の別荘として手に入れるのか? このようなマンションは三亜のいたるところにあり、現在も開発が進んでいるようだ。
http://jp.hotels.com/ho392590/ronhai-rizoto-apatomento-san-ya-zhong-guo/


通常住まいとして使う部屋のいくつかが、そのまま観光客の滞在用に転用されているわけだ。

今回の旅行では4つ目の宿(香港も含めて)。ここが最も長く6泊する予定。

荷物を解きテーブルやクローゼット内に配置した。マンションは新しいが部屋の掃除は行き届いていない。鍵だけ渡してあとは放置という方式のようだ。これも中国式か。

それより、最初インターネットがつながらなかったので焦った。フロントに伝え何人かの担当者を介して詳しい人がやっと来てくれて、最終的にはうまくいった。

そんなことをしているうちに夜が更けてしまった。もう出かける気にならず、五指山で買ったカップ麺があったのでそれを食べた。

風呂はシャワーのみ。お湯の温度は安定しない。



なんだか硬いベッドで眠った。マットが上下逆らしいと後でわかった。

いろいろ問題含みだが、格安料金でもあり、まあこんなものだろう。




















【多少銭?】