迷 宮 旅 行 記

長距離のバス待つ君の人生はさておき旅はまだ先がある

海南島〈第6日〉

【五指山】


ホテルのレストランで朝食。とても大きなホール。民族衣装のウェイトレスが注文をとっている。

ワゴンが並んでおり、蒸籠に入った饅頭、肉まん、野菜まんに、肉のおかず、野菜のおかず、それに4種類の粥がずらり。油条(中国式あげパン)もある。うれしくなっていろいろ食べた。どれも出来立てでうまい。油条もサクサク。


こうした旧来の中国ホテルでは、おそらく十分な数の料理人がいて、それなりに給与をもらいながら余裕をもって腕をふるっているのではないか。三亜でどんどん建造中の金儲け一筋のホテルに比べれば、穴場と言っていいのではないか。



起きたときはこんな青空だったが、だんだん曇ってきた。出かけるのはやはり明日にする。午前中は部屋にいた。読書やネットをしながら一眠り。清潔で眺望もある部屋なので居心地がよい。



ホテルの庭やプールも見てきた。だれもいなくて静かだった。こうしたあまり知られていない地方の宿でゆっくり過ごすという選択は、良いものだと知る。


昼も朝と同じレストランへ。この旅行記は食べてばかりだが、実際人は1日3回ずつ食べるので仕方がない。

豆腐鶏玉子と書かれた一品があったので、炒めものだろうと思って頼んだら、豆腐そのままとゆで卵がどっさり盛られた大皿がやってきた。玉子とトマトのスープもサイズをうまく伝えられず5〜10人前くらいの巨大な器。小白菜だけは予想通りだった。さらに、隣の客が山盛りの春巻きを食べていたので、メニューを見てこれだろうと思って注文すると、野菜まんを焼いたものが来てしまった。中国は何度も旅行しているのに、料理の名前や注文の仕方をなんら学習していないことを思い知る。ちなみにこの昼食は2人で110元(おてふきとお茶も有料だった)


ホテル沿いの道路を少し歩くとすっかり田園風景。小さな集落が続いているようだ。


そのあとまた市街地へ。繁華街は思ったより小ぶり。雑多な商店が並んでいるが、街にはよくなじんでいる。


スマートフォンの店だけは新しくピカピカだった。小さなファストフード店があったが、コーヒーが冷たいのしかないので、やめた。


この河が街をぐるりと囲んでいる。



街の外れでは規模の大きなマンション開発も。


水、バナナ、リンゴ、ポテトチップス、カップ麺などを買ってホテルに戻る。もう部屋にこもろうかとも考えた。


が、やっぱりなにか食べたくなって、夜また街に出た。しかしこれといった店が見つからず、昨夜と同じ飲食店へ。こんどは鶏肉の炒めものセットと排骨ラーメンを頼んだ。



あとは部屋で読書とネット。明日は五指山(地名と同じ山がある)を見に行くので、ルートなどを調べていたら、またもやすぐ眠くなった。




















【多少銭?】