今日はどうしようと考えつつ、郵便局の隣にあるカフェで朝食をとることにする。
地球の歩き方に載っている単語と照らし合わせながら、掲示されているメニューの文字をさんざん眺める。ついに「豚肉とキャベツ」および「ご飯」を割り出し、メモ帳に書いて注文。
これがうまかった! ご飯にも合う。ご飯は付け合せの扱いなのでパンも薦められたが断った。
店を出るとちょうどバスが来た。それに乗ってショッピングモールに行くことに決めた。
折りたたみ傘を持つ人が多い。長靴の人は少ない。町の道路は水がたまって歩きにくく、私のスニーカーはこの時点でぐっしょり。
ショッピングモール(シティモールという名)は5階建ての大きな建物。ユジノサハリンスク駅から送迎バスも運行している。
自動車まで売っている。トヨタとヒュンダイが3台ずつ向き合って競争していた。
たまたまイアフォンが壊れたので買う。フィリップス性のけっこう高いやつ。音とても良い。
全フロア隈なく見て回る。細々した買い物も楽しんだ。
しかしまあ「何でもある」と言いたくなる。好きなものが食べられ、好きなことができ、いくらでも休憩できる。トイレもちゃんとしている。こういう場所の居心地が良い私は、きっと21世紀にふさわしい資質の持ち主だろう。実質的にショッピングモールこそ現代旅行者のオアシスと言えるだろう。東浩紀が思想地図βの第一号でシンガポールのショッピングセンタ−について言及していたのを思い出す。(asin:4990524306)
フードコートで「ラーメン」を食べてみる。
麺はイマイチ。味はまあまあ。味噌の味はさほど強くない。熱々でないのは他のロシア料理と同じ。
市街地に戻り、ぶらぶら。
サハリン州立大学。
夏休みなのか人はほとんどいなかった。
リチャード・パワーズの小説を読んでいた。
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この日にノートに走り書きした文章を帰国後にまとめたものがある(旅行記とは少し違う)
→http://d.hatena.ne.jp/tokyocat/20120811/p1
【take it easy】